デザイン:文字の基本イメージと使い方⑥ -和を感じる-
文字の基本イメージと使い方⑥ -和を感じる-
和を感じるフォントとは、「毛書」である。「楷書」「行書」「草書」の3書体は可読性を保ちながら、和のイメージを表現に適している。 また、「江戸文字」と呼ばれる歌舞伎の「勘亭流」や落語の「寄席文字」、相撲の「相撲文字」なども和を感じさせるフォントとしてあるが、これらは用途が決まっており、その他では使用しないのが通常である。 | ![]() |
文字方向に注意しながら、色使いで和を強調する。
文字方向
「楷書」「行書」「草書」などの「毛書」は基本的に縦書きを前提とした文字である。その為、横書きで使用すると筆の運びに違和感が出てきてしまう場合がある。
これらの文字を使用する際には、出来るだけ縦書きとして使用した画面構成を考える方が良い。
色使い
昔から使われて続けている配色や色みを取り入れることで、伝統的で和を感じさせるデザインに仕上げることができる。
若干灰みがかった色で構成した「侘び・寂び」感の表現や、「朱」のイメージとなる赤をポイントとして使用するなどである。
