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HDDの容量がついに2TBの時代へ突入、WD20EADSのベンチマークが楽しみ

2009年2月27日
Western Digital製の2TBのHDD「Caviar Green WD20EADS」が発売されました。

実売は3万5000円ぐらいなので
まだまだ高価な価格帯ですが、これもしばらくすれば
直ぐに2万円以下に突入していきそうですね。

サーバーなどのバックアップを急ぐ以外は様子見がよさそうですね。
今はシーゲートの1.5TBがコストパフォーマンスがいいので・・・

ディスク1枚に500GBの構成ですが、回転速度が5400回転/分から7200回転/分の間
らしく思ったほどパフォーマンスがでないらしいですね。

ただ、1TBのHDDを2台搭載するよりは、消費電力が抑えられる分
エコを気にされる方は、買いなのでしょうか。



参考資料

ウェスタン・デジタル(Western Digital Corporation、WD/WDCと略記される)は世界的なハードディスクドライブ製造企業であり、集積回路やストレージ製品も長年製造したコンピュータ周辺機器企業である。


1970年代 – 創業
ウェスタン・デジタルは1970年4月23日、ゼネラル・デジタル(General Digital)として設立された。当初は主にMOS半導体の試験装置の製造企業だったが、何人かの個人投資家と大企業のエマーソン・エレクトリックから資金提供を受けると、特殊な半導体を製造する企業となった。1971年7月、現在の名称に改称するとともにカリフォルニア州ニューポート・ビーチに移転し、直後に最初の製品 WD1402A UART」をリリースした。
1970年代の初期、ウェスタン・デジタルは電卓用チップで売り上げを稼いでいた。1975年には、世界最大の独立系電卓チップメーカーとなった。しかし、1970年代中頃の石油危機と最大の顧客だった電卓メーカー Bowmar の倒産によって、業績は激変する。1976年にはウェスタン・デジタル自身も連邦倒産法第11章の適用を申請した。その後、エマーソンはサポートをやめ、ウェスタン・デジタルは自主再建を目指すこととなる。
ウェスタン・デジタルはこの時期に特筆すべき製品をいくつかリリースしている。MPC-1600 はマルチチップ型のマイクロプログラム方式のCPUであり、DECのLSI-11システムに使われるとともに、UCSD p-SystemバージョンIIIとUCSD Pascalを実行できる独自のPascal MicroEngineとしても発売された。WD1771などの一連のフロッピーディスクドライブコントローラーチップもある。


1980年代前半 – ストレージ事業に参入
WD1771と関連製品によってウェスタン・デジタルはストレージ関連産業へ参入した。1980年代初期には、ハードディスクのコントローラーを作っており、1983年にはIBMのPC/ATに供給する契約を勝ち取った。そのコントローラー WD1003 は ATAインターフェイスのベースとなった。ATAは、ウェスタン・デジタルがコンパックおよびCDCのMPI部門(現在のシーゲイト・テクノロジーの一部)と共に1986年に共同開発したものである。

1980年代後半 – 多事業化
1980年代中盤以降、ウェスタン・デジタルはグラフィックカード(1986年に子会社化した Paradise による)、チップセット(1987年に買収したファラデーによる)、ネットワーキングなどに拡大していった。それらは事業としてうまくいったが(特に Paradise はVGAカードで成功)、ストレージ関連のチップとディスクコントローラーが最も大きな収入源であった。1986年、シングルチップのSCSIコントローラーWD33C93をリリース。これは最初の16ビットバス・マスタリングSCSIカードWD7000 FASSTで使われた。1987年、PC/ATのフロッピーディスク・コントローラー回路をワンチップ化したWD37C65をリリース。これは後のスーパーI/Oと呼ばれるチップの先祖にあたる。1988年、WD42C22 Vanilla(バニラ)をリリース。世界初のシングルチップATAハードディスク・コントローラーである。
1988年にはウェスタン・デジタルの歴史上最も大きな変化があった。その年にPCハードウェアメーカー タンドン (Tandon) のハードディスク生産工場を買い取ったのである。ウェスタン・デジタルがそこで最初に生産したのは「Centaur」(センタウル)シリーズと名づけたディスクドライブである。

1990年代 – ハードディスク事業に専念
1991年には、PC業界がST-506とESDIドライブからATAとSCSIに移行するにつれてハードディスク・コントローラーの必要とされる個数が減り(デイジー・チェーン接続により、一台のコントローラーに複数のディスクを接続できるようになったため)、徐々に成長が減速してきた。 同年、ウェスタン・デジタルはCaviar(キャビア)ドライブをリリースした。これには組み込み型サーボという最新技術を使い、診断システムもコンピュータ化した。
Caviarドライブは大成功を収め、ウェスタン・デジタルはハードディスクに専念することを決め、他の部門を売却した。Paradiseはフィリップス社に売られ、ネットワーキングとフロッピードライブ・コントローラー部門は SMC Networks に行き、SCSIチップ部門はアダプテックに行った。1995年頃になるとCaviarの技術的優位性に翳りが見え始めた。特にクアンタム(Quantum)の追い上げが激しく、ウェスタン・デジタルは低迷期を迎えた。
今回の製品やアイデアはうまくいかなかった。3インチのPortfolio(ポートフォリオ)ドライブは失敗し、CD-ROMインターフェイスのSDXハードドライブも失敗した。また、製品品質が悪化しつつあり、他社に追い抜かれるようになったのである。それまでウェスタン・デジタルを採用してきたシステム構築業者やPC愛好家は、ライバル(特に1990年代後半に頭角を現してきたマックストア(Maxtor))に流れていった。
1998年、この流れを断ち切るため、ウェスタン・デジタルはIBMに援助を求めた。この協定によりウェスタン・デジタルはGMRヘッドなどIBMの技術を使用する権利を得て、IBMの生産設備にもアクセスすることができた。この成果は1999年初期のExpert(エキスパート)シリーズに生かされた。結果として(2000年にモーター制御チップの不良によるリコールがあったものの)ウェスタン・デジタルは市場での地位を取り戻した。ウェスタン・デジタルはその後IBMとの協定を終了させた。

2000年以降
ウェスタン・デジタルは2001年、8Mバイトのキャッシュを主要なATAハードドライブに内蔵した。当時、そのクラスのHDDでは2Mバイトのキャッシュが普通だった。ウェスタン・デジタルは、この8MバイトキャッシュのモデルをSpecial Editionと呼び、型番上も2Mバイトのものと区別している(8MBはJB、2MBはBB)。最初の8MBキャッシュドライブは100GBの WD1000JB であり、すぐに 40GB から 250GB までの製品がリリースされた。ウェスタン・デジタルでは JB モデルをファイルサーバ向きの製品と位置づけている。
2003年、ウェスタン・デジタルは最初の10,000rpmシリアルATAHDDをリリースした。容量は36GB、平均アクセス時間は6ミリ秒以下である。さらに静粛性の高い 74GB の WD740GD をリリース。2004年現在、Raptor(ラプター)ドライブは五年間の動作保証付きとなっている。
最近では、ウェスタン・デジタルは一年保証という短い保証期間のドライブを低価格で売っているが、これに追加の保証オプションを購入して保証期間を延ばすサービスを行っている。これにより、一種類の製品を二つの市場に提供することが可能となっている。購入する側も、価格優先なら一年保証で購入し、長い保証期間が必要な場合は(対価を支払えば)それも得られるのである。

www.westerndigital.com/jp/
www.westerndigital.com/jp/products/products.asp?driveid=576