Linuxサーバ構築:WineエミュレータでLinux上からWindowsアプリケーションを実行
WindowsエミュレーターのWine(Wine Windows Emulator:フリーウェア)を使うと、Windows用のアプリケーションをLinuxで実行する事が可能です。
■wineのインストール
# yum install wine
wineのインストール後、「Wine」→「Configure Wine」からWineの設定を好みに合わせて設定するだけで、Windowsアプリケーションが動作します。
動作しない、動作が不安定なアプリケーションもありますが、普段使いなれたアプリケーションが動作することはうれしいことですね。
■exe形式の実行
$ wine filename.exe
■msi形式の実行
$ wine msiexec /i filename.msi
例えばサーバ環境で動作してほしい!サーバと簡単に連携してもらえればうれしいアプリケーションって結構ありますよね。
Windows Server 2003 などで、開発していたサーババッチソフトなどが、Linuxで動作するなら・・・Linuxへの移行のコストも抑えられるはずですね。
ただ、動作が安定していないので、本格的な業務で利用するのは控えた方がいいと思います。
■wineで動作するアプリケーションリスト
appdb.winehq.org/
Photoshop CS2 もバリバリ動作するらしい?
主にゲーム系の動作がリストアップされています。
■Wine-Doorsを使ってパスケージ管理の感覚でWindowsアプリケーションを追加
■Wine-Doorsのインストール
# yum install wine cabextract orange
「アプリケーション」→「システムツール」→「Wine-Doors」からWine-Doorsを設定して下さい。
バージョンアップの度に、起動していたアプリケーションが起動しないといった現象が報告されていますが、
今後のwineの開発に期待しましょう。
それでは自分だけの最強のLinux環境を楽しみましょう。