WEBサーバ超簡単!複数のプロバイダ回線を1つのサーバに接続して負荷分散
インターネットがブロードバンド化して、それに伴うサービスの多様化により
日々ネットワークのトラフィック増加に悩まされている管理者も多いのではないのでしょうか?
大容量の専用線を用意できる予算がある場合はいいのですが、あまりコストをかけずに
大容量化を検討されている管理者様に
複数のプロバイダ回線を1つのサーバでまとめて利用する!
1つの回線がダウンした場合の、予備回線として利用する!
メイン回線と、バックアップ保守用の回線を別々にする!
など、複数のISPを1つにまとめて利用する方法をご紹介します。
フレッツ回線を元に説明していますが、その他の通信回線でも応用がきくと思いますので
ご参考までに
コマンドはわずか数行なので設定は超簡単です。
ネットワーク仕様さえ固めてしまえば、わずか数秒の簡単設定!
通常ルータ①がメインのデフォルトゲートウェイになっていますが
これにルータ②をデフォルトゲートウェイ設定します。
■ルータ①
・ISP1: 210.180.xxx.1 (default gw)
・192.168.0.10
■ルータ②
・ISP2: 210.180.xxx.2 (default gw)
・192.168.0.20
1 |
# echo "1" > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward//デフォルトゲートウェイの追加# /sbin/route add default gw 210.180.xxx.1# /sbin/route add default gw 210.180.xxx.2 metric 1//テーブルの定義# /sbin/ip route add 0/0 via 210.180.xxx.2 table 1//ルーティング優先順位を設定# /sbin/ip rule add from 192.168.0.20 table 1 pref 30001 |
再起動毎にクリアされますので、自動起動用のスクリプトを用意しましょう。